循環型社会の構築を目指して

岡崎工業株式会社では、山形県の許可を受けた産業廃棄物処理業として、解体工事や公共工事で出るコンクリートガラ、または道路舗装工事で出るアスファルトガラを、再生粒度調整砕石、再生砕石(クラッシャーラン)に再資源化する事業を展開しています。

これらリサイクル化された再生粒度調整砕石や再生砕石は、道路工事の路盤材や建物の基礎地盤材として再利用されます。

弊社においてはこれらの事業を、運搬から処理、再資源化へ一貫したシステムで対応することにより、循環型社会の構築を目指しています。

私たち岡崎工業株式会社の取り組み

環境への配慮が以前にもまして要求される社会情勢の中で、私たち岡崎工業株式会社はコンクリートガラ(塊)、アスファルトガラ(塊)の再資源化に取り組んでいます。

コンクリートガラ(塊)、アスファルトガラ(塊)の受入れ・収集

自社の施工で発生したもののみならず、他社の現場で発生したコンクリートガラ(塊)、アスファルトガラ(塊)の受入れ・収集を行っています。

詳細はお問い合わせください。

中間処理後の再生骨材取扱品目

骨材とは、アスファルトコンクリートやセメントコンクリートを生産する際に、アスファルトやセメントに水と共に混合させる砂や砂利のことです。
骨材を入れることでセメントの割合を減少させ、コンクリート全体の発熱量を抑え、強度を上げる効果があります。

岡崎工業株式会社では、以下の高精度の中間処理によって生産された、高品質の再生骨材を取り扱っています。

再生粒度調整砕石

再生粒度調整砕石とは、コンクリートガラを破砕して不純物を取り除いた砕石を、更にふるいにかけて粒の大きさを一定にそろえた再生砕石です。
再生粒度調整砕石は、粒の大きさが一定であるために締め固めた時の支持力が強くなるなどの特徴があります。
そのため上層路盤をつくるための路盤材として用いられます。

再生クラッシャーラン

再生クラッシャーランとは、コンクリートガラを破砕して不純物を取り除いたものです。
粒の大きさには一定の範囲があります。
再生粒度調整砕石よりも低コストで、主に下層路盤を作るために用いられます。

山砂利

山砂利とは、浸食や隆起により山地や台地となった場所から採取した砂利から、不純物を取り除いたものです。
砂利は長い年月の中で角が取れて丸くなった小さな石の集まりのことで、コンクリートやアスファルトの材料となります。

岡崎工業株式会社の山砂利は、弊社所有の岩石山の岩盤をダイナマイトなどの火薬類で破砕して採取した岩石から、不純物を取り除いて生産されます。
この岩石山から採取される岩石は硬度が固く、200mm以下の規格の山砂利に加工されて出荷されます。
岡崎工業株式会社が生産する山砂利は、仕上げ材料としても使用可能で、かつ路床材料、盛土材料としても締固めができる硬度の骨材となります。

販売・出荷

岡崎工業株式会社では、これら再生骨材の販売・出荷を行っています。

詳細はお問い合わせください。

許可証と試験成績証明書

「産業廃棄物処理業許可証」 「産業廃棄物収集運搬業許可証」

再生粒度調整砕石 RM-40 《NEW》

再生クラッシャーラン RC-80

再生クラッシャーラン RC-40

山砂利 200㎟以下

産業廃棄物の再資源化事業とは

私たちが生活するうえで必ず排出されるのが廃棄物、ゴミです。
その中でも事業活動の中で物を生産する過程で排出されるものを「産業廃棄物」といいます。
今までは廃棄するだけだったこの産業廃棄物を、再び資源として有効活用できるようにすることを「再資源化」といいます。
(「再生利用」、「リサイクル」などとも呼ばれています)
私たち岡崎工業株式会社では、この「産業廃棄物の再資源化」に取り組んでいます。

なぜ産業廃棄物の再資源化(リサイクル)が必要なのか

資源は有限です。
そして地球規模で環境問題が悪化しつつあります。
今までのように生産一辺倒では企業はおろか、人間社会そのものが立ち行かなくなる危険性があります。
環境に配慮した生活・生産活動は、私たち人類が生存して活動していくために必須のものとなりました。
限りある資源を有効活用し、さらに再資源化により廃棄物を減らしていくことは、私たち人類の共通の使命です。

循環型社会とは

「循環型社会」とは、限りある資源を有効活用するために、産業廃棄物を再資源化して循環させ、地球環境への負荷をできる限り減らした社会のことです。
そのために必要なのが3つのR、「3R」と呼ばれるものです。

3Rとは

「3R」とは、リデュース、リユース、リサイクルのことです。
リデュース(発生抑制)は物を大切にしてそもそもゴミにしないこと。
リユース(再使用)は使えるものは捨てずに使い続けること。
リサイクル(再生利用)は廃棄物を再資源化して有効活用することです。
私たち岡崎工業株式会社で取り組んでいるのが、リサイクル事業です。

建設業界における再資源化事業の現状

建設業界に対する国の政策

平成14年に「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(通称:建設リサイクル法)が施行されました。
この法律は、「解体工事業者の登録制度の実施により分別解体の適切な実施を図り、また特定の建設資材の分別解体等及び再資源化等を促進するための措置を講じることにより、建設廃棄物全体のリサイクルの推進を目的」としています。


この法律において「同法では、特定建設資材(コンクリート、アスファルト・コンクリート、木材)を用いた一定規模以上の建設工事について、その受注者等に対し、分別解体等及び再資源化等を行うことを義務付けており、できるだけ分別解体を実施し、再資源化についての経済性の面における制約が小さくなるよう積極的に取り組むよう推進」しています。

建設産業廃棄物とは

「建設産業廃棄物」とは正式には「建設副産物」といい、建設工事に伴い副次的に発生するすべての物品(建設発生土、コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材、建設汚泥、紙くず、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶器くずや、これらのものが混合した建設混合廃棄物)のことです。
建設産業廃棄物は、産業廃棄物全体の約20%を占めていると言われています。


参考サイト:「環境展望台」 https://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=68

私たちのこれから

資源は有限であり、開発や生産だけしていればいい時代はとうに終わりを告げました。
これからは個人であれ事業者であれ、最大限の環境への配慮を求められる時代となっています。

私たち岡崎工業株式会社では、コンクリートガラ・アスファルトガラの受入れから中間処理、そして販売・出荷までをワンストップで請け負っています。

これからも私たちは、循環型社会の構築のための建設産業廃棄物の再資源化事業に取り組んでまいります。